便利な操作あれこれ


4.「送る」メニューの使い方

『エクスプローラ』や『マイコンピュータ』などを利用して選択したファイルにカーソルを合わせ<Enterキー>を押すと、そのファイルの拡張子に関連付けられたプログラム(アプリケーション)が立ち上がり、いろいろな作業をする事が出来ます。
例えば、拡張子が「txt」の場合、特に設定を変更していない限り、通常は『メモ帳』が立ち上がります。
これを、『メモ帳』以外のアプリケーション(ソフト)、例えば『ワードパット』あるいは『Word』等で立ち上げたい場合、その方法の一つとして「送る」メニューを使えば便利です。
その為には起動させたいソフトの実行ファイル(拡張子が [.EXE]のファイル)のショートカットを、この「送る」メニューに登録しておかねばなりません。

その1.アプリケーションを登録する ショートカットの作り方。

それでは『ワードパット』を例に、そのショートカットを作成する方法について解説しましょう。

  1. 「マイコンピュータ」で<Enterキー>を押します。
  2. <上下の矢印キー>で[C:]を選択し、<Enterキー>を押します。
  3. もう一度<上下の矢印キー>で[Program Files]を選択し、<Enterキー>を押します。
  4. 更に<上下の矢印キー>で[Accessories]を選んで<Enterキー>を押します。
  5. <上下の矢印キー>で、[WORDPAD.EXE]を選択します。
  6. <アプリケーションキー>を押すか、または<Shiftキー>を押しながら<F10のキー>を押してコンテキストメニューを表示させます。
  7. <上下の矢印キー>で「ショートカットの作成」を選択して、<Enterキー>を押します。
    以上で、[Accessories]と言うフォルダの最下段に、[WORDPAD.EXE へのショートカット]と言う名前のショートカット・ファイルが作成されます。

「送る」メニューへ張り付ける方法。

  1. 上記で作成した、[WORDPAD.EXE へのショートカット]と言う名前のショートカット・ファイルを、<Ctrlキー>を押しながら<Cのキー>でクリップボードにコピーします。
  2. 「マイコンピュータ」を起動させ、<上下の矢印キー>で [C]ドライブを選択し、<Enterキー>を押します。
  3. その中から<上下の矢印キー>で[WINDOWS]フォルダを選択し、<Enterキー>を押して中へ入ります。
  4. 次に<上下の矢印キー>でその中の、[Send To]フォルダまで移動し<Enterキー>を押し、これを開きます。
    この、[Send To]フォルダが「エクスプローラ」や「マイコンピュータ」のメニューで見られる「送る」メニューの中身なのです。
    (参考) なお、手順2から手順4までの操作については、「スタートメニュー」の中から「ファイルを指定して実行」を選んで<Enterキー>を押し、表示されたダイアログボックスに"Send To"と入力します。これによっても、[Send To]フォルダが開き、同じ結果を得る事が出来ます。
  5. ここで先程コピーしていたショートカットを、<Ctrlキー>を押しながら<Vのキー>で貼り付けてやれば「送る」メニューに追加登録できます。

その2.フォルダを登録する。

「送る」の基本的な使い方の一つに、送りたいファイルを選び、<Altキー>を押してメニューを表示させ、「ファイル」メニューから<上下の矢印キー>で「送る」を選択、<右矢印キー>で中に入り、更に<上下の矢印キー>で「3.5インチ FD」を選択して、<Enterキー>を押すと「3.5インチ FD」にそのファイルがコピーされるというのがあります。
実はこの「送る」メニューにいろいろなフォルダのショートカットを登録しておくと、結構便利です。
それでは、その使い方の一部を紹介しましょう。
購入したパソコンの「送る」メニューには予め「3.5インチ FD」という項目が登録されていますが、同じように送り先のフォルダや「MO」などのリムーバブルディスクドライブなどのショートカットをこの「送る」メニューに登録しておくと、そこへファイルやフォルダを簡単にコピーしたり、移動させる事ができ、大変便利です。
その場合、送り先が同じドライブであれば「移動」になり、他のドライブであれば「コピー」になるので注意して下さい。

(参考) ドライブの違いを考えながら操作を行うことは、間違いやすいものです。
次のような操作をすることにより、ドライブには関係なく「移動」「コピー」を明確に判断して操作が出来ます。
<Shiftキー>を押しながら「送る先」を指定すると「移動」になり、<Ctrlキー>を押しながら「送る先」を指定すると「コピー」になります。

次に送り先にしたいフォルダのショートカットの作成法です。

  1. 「マイコンピュータ」などで送り先として指定したいフォルダに移動する。
  2. <Altキー>を押してプルダウン・メニューを表示させるか、或いは<アプリケーションキー>を押すか、または<Shiftキー>を押しながら<F10のキー>を押してコンテキストメニューを表示させます。
  3. <上下の矢印キー>で「ショートカットの作成」を選択して<Enterキー>を押します。
  4. すると、最下段に指定したフォルダのショートカットが作成されますので、<Ctrlキー>を押しながら<Cのキー>でクリップボードにコピーします。
  5. このショートカットを「送る」に登録する操作については、上述の 「送る」メニューへ張り付ける方法 を参照して下さい。

その3.その他。

『LHUT32』や『EO』或いは『Lhaca』などの圧縮・解凍ソフトのショートカットを「送る」に登録しておくと、圧縮・解凍プログラムを起動することなくファイルを圧縮したり解凍したりできます。

その他、プリンターが2台以上ある時は、「通常使うプリンター」以外のプリンターをここに登録しておくといろいろなプリンターの使い分けが簡単にできます。
この場合アプリケーションソフトを起動していなくても、アプリケーションソフトが自動的に起動して印刷してくれます。


次は、キーボードのプロパティです。

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