便利な操作あれこれ


6.少ないキー入力で長い文節を入力する方法

Microsoft IME の辞書ツールの中に「単語/用例の登録」という機能があります。
これは、ここに文字列を登録しておいて、任意の一文字(それ以上でもよい)を入力する事により、登録しておいた文字列を呼び出せる便利なものです。
例えば、あなたが文章を入力する際、たびたび使う語句があったとします。
例えば、「いつもお世話になっております。」と言う文字列など。
これを、毎回入力するのは面倒くさいもので、タイピングが遅い人ならば、常々思うことです。
そこで、「単語/用例の登録」が役に立つのです。
ここでは、「いつもお世話になっております。」という一文を「せわ」という二文字で登録する例を示します。
これにより、次からは「せわ」と入力して変換キーを押せば、その変換候補の中に、「いつもお世話になっております。」と言う一文も含まれる事になります。
もちろん、スペースキーによる変換候補の選択の中に、ただ単に「世話」と言う変換候補も含まれる事は当然です。

それでは、実際に登録してみましょう。

  1. 『メモ帳』や『ワードパット』などで日本語入力の状態にします。
  2. <Ctrlキー>を押しながら<F10のキー>を押すと、Microsoft IME のメニューが表示されます。
  3. <下矢印キー>を二回押して「単語用例登録」まで移動し<Enterキー>を押します(ただし、場合によってはこの部分を音声で発生しない事があります)。
  4. ダイアログボックスが表示されますので、<Tabキー>で「読み」と発声するところまで移動し、「せわ」と入力します。
  5. 次に<Tabキー>で「語句」と発声するところに移動し、「いつもお世話になっております。」と入力します。
  6. <Tabキー>で「登録」へ移動し、<Enterキー>を押して「単語を登録しました」というメッセージを確認します。
  7. <Tabキー>で「閉じる」まで移動し、<Enterキー>を押して完了です(<エスケープキー>でも同じです)。

☆応用としては、自分の名前や、住所、メールアドレスなどを登録しておけば、少ないキー入力で長い文節を入力する事ができます。


次は、複数のファイルサイズを一括チェックです。

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